この数年、さまざまなトピックでトークを行なってきた丸屋九兵衛(bmr)は、最近になって痛いほど思い知った。
ここ日本の「業界」におけるブラック・カルチャー・リテラシーの低さを。
であれば(僭越ながら)自分自身がブラック・ミュージックやヒップホップ・カルチャーを語る場を新たに設けるべきではないか?
そんな思いつきから始まったのが、
新トークライブ・シリーズ【ソウルフード・アサシンズ】だ。
【Soul Food Assassins vol.4】
この第4回は、ついに日本公開された映画に合わせて……
2PAC(トゥパック・アマル・シャクール)が生きた25年を描く映画『オール・アイズ・オン・ミー』、2017年12月29日より新宿バルト9他でロードショー!
……というわけで、その『オール・アイズ・オン・ミー』で字幕を監修した丸屋九兵衛(QB)は、この機に乗じて『丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ』という自著は出すわ、2パックが残した詩集を翻訳して『ゲットーに咲くバラ』として出すわ。
そんな中でQBが再認識したのは、2パックが「遅すぎたブラック・パンサー」だったことだ。
Black Panther Partyとは。
1966年10月に結成された黒人政治組織/武装団体である。警察による黒人民衆への暴力を阻止するため、銃と六法全書を携行して警察官を監視する逆パトロールを敢行したことに始まり、武装蜂起と革命による黒人解放を目標としていた。
パックの母アフェニ・シャクールはもちろんのこと。2パックの実父ビリー・ガーランドも、継父ムトゥル・シャクールも、ゴッドファーザーのエルマー“ジェロニモ”プラットも、脱獄してキューバに亡命したアサータ・シャクール(叔母)も、すべてブラック・パンサー/ブラック・リベレーション・アーミーのメンバー。ブラック・パンサーのコミュニティで生まれた子供なのだ、幼き日の2パックは。
映画『オール・アイズ・オン・ミー』が全米公開された2017年6月16日。
トランプ大統領は、キューバ政府に向かって「亡命中の2パックの叔母をアメリカに送還せよ!」と演説した。
この半世紀ほど、アメリカを内側から弾劾してきたシャクール・ファミリー。そんな観点から2パックを見つめ直してみないか?つまり、「若きブラック・パンサー」として。今回の『Soul Food Assassins』は、そんな試みである。
がいた。
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※このトークと同日開催の丸屋九兵衛トークライブ【Q-B-CONTINUED vol.21】は、『再訪、大英帝国の爪痕! レディース&キングスマン』です。こちらはこちらで、「国民国家」における身分制度や民族間対立について考える2時間です。
■開催日時
2018年1月14日(日)
12:30 開場
13:00 【Soul Food Assassins vol.4】開演
14:30 【Soul Food Assassins vol.4】終演/【Q-B-CONTINUED vol.21】開場
15:00 【Q-B-CONTINUED vol.21】
16:00前後 中休み
17:00 終演
17:00過ぎ 茶会開始
18:00過ぎ 茶会終了
■おねだん
ここのトークライブ【ソウルフード・アサシンズ】単体のお値段は¥1,500(税込)。
続く【Q-B-CONTINUED】とのダブルヘッダー価格は¥3,000(税込)。
オススメしたいのは「トークライブ1+トークライブ2+茶会」のオールインワン。トリプル価格として¥3,700(税込)で提供いたします。
■場所
会場は、もちろん「レッドブル・スタジオ東京」だ!
番地でいうと、東京都渋谷区渋谷1-3-3。表参道駅と渋谷駅の中間地点付近、国連大学脇の旧「こどもの城」脇奥にある、「レッドブル・スタジオ東京ホール」(ビルの5階)である。
広めの空間に、カンファタボーなソファがフレキシブルに用意された豪華仕様。
when, where, how much & how
2パック外伝!
シャクール家と
ブラック・パンサー
青山通りからちょっと入ると、このビルが見える!
入口はこちら
この入口を入ると……
エレベーターホール。ここから5Fへ